消防指揮官が涙「京アニ消火困難だった」


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京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、火災発生後、最初に現場に到着して被害者救出と消火に当たった京都市消防局の指揮隊長(57)と副指揮隊長(46)が26日、報道陣の取材に応じた。


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119番から5分後に駆けつけた指揮隊長は「全ての窓から黒煙と炎が出ていた。昼間にあれだけの規模の燃焼も、あれだけ多数の方の搬送も今まで経験したことがない」と振り返り、2人は「34人が亡くなり非常に残念。やりきれない」と涙を見せた。

 

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 消防局によると、救急車17台など車両54台とヘリ1機が出動し、救急隊員約50人を含む総勢約190人を投入。同消防局では過去最大規模の出動だったが、副指揮隊長は「あらゆる階層から炎が出ており、中に入って消火活動をするのは困難だった」と語った。

 

 火災では鉄骨3階建て延べ約690平方メートルが全焼。医師9人を含む医療関係者11人も駆けつけたが、建物にいた社員ら74人のうち34人が死亡、34人が重軽症となった。亡くなった人のうち19人は3階から屋上へ続く階段で折り重なるように倒れていたという。

 事件は18日午前10時半ごろに発生。逮捕状が出ている青葉真司容疑者(41)が正面玄関から建物に入り、ガソリンをまいて放火したとみられる。