中国AI企業の90%が赤字、危険性と課題は?

中国のAI系新生企業の多くが経営に苦しんでいるという冷酷な現実が提示された。 6月13日から15日まで、上海で開催された"世界スマート+新ビジネスサミット2018"で発表された"中国AIの商用化実現の報告書2018"によると、2017年中国AI新生企業の90%以上が赤字だったという。

 


スポンサードリンク
 

 

2017年には中国AI新生企業に500億人民元(約8600億ウォン)以上を投資したが、100大企業の累積売上高は100億元を下回った。 業界内では、中国AI産業は"音だけが先走った缶"という指摘が出ているとし、一部の中国メディアが伝えた。

 

中国を代表するITメディア企業、イオの共同設立者で分析家でもあるファンヨンボ氏は、過度な期待感は、バブル崩壊につながり、中国AI企業のドミノ倒産を招く恐れがあると指摘している。

 

中国では空前のAIブームが起きており、バイドゥとテンセントなどをはじめとする企業が開発と投資に主力する一方、iFlytek、megviiなど、関連企業も、着実な成長傾向を示していることで知られている。

 

IT及び大手家電メーカー各社が相次いでAIのスピーカーを発売するなど、市場争奪戦も熾烈だ。 中国政府は将来米国を抜いてAI大国になるという戦略も大々的に掲げている。

 

 

しかし、統計を見れば、各企業の収益は期待に及ばないでいる。 AI技術は確実に発展しているものであるが、商用化はまだ難しいという現実があるようだ。


スポンサードリンク
 

 

ファンヨンボ氏は、中国AIサービスや製品の"価格"が高い反面、消費者が享受する価値が依然として期待を下回っている状況と現実を批判した。

 

一方、チュワンシンコン創意イゲボクCEOは、昨年の段階で国内AI産業に対する過度な期待感に警告を上げている。 AIは多くの投資が必要な分野なので、泡がいる可能性があり、、2018年末に多くの中国AI企業が倒産する可能性があると、李さんは予想している。

 

 

また、チエンジャン産業研究院が発表したところによれば、2015年中国AI市場は前年比40%増加した69億元、2016年96億元、2017年136億元と早い成長をみせている。 来る2023年には市場規模が1000億人民元を上回る見込みだ。

 

中国で起きているAI産業に対する情熱的な投資は、バブル崩壊というバッドエンドを迎えてしまおうか? あるいは中国AI企業の健全なイノベーションを創出することになるのかな? 結局、どんな結末を迎えかはもう少し守ってみる必要があるようだ。


スポンサードリンク